整備士
入社のきっかけ
工業高校を卒業した後、大学に進学し、教職員を4年間経験した後、高校時代から憧れていた整備士になるために、専門学校に入学しなおしました。
北関東マツダを選んだのは、会社説明会で、エンジンを主体としたクルマづくりを展開していくと聞き、魅力を感じたからです。私が就職する頃は、世界的にハイブリッドが主流となり、電機自動車への移行が進んだ時代でした。内燃機関をメインで扱う企業が減少する中、エンジン技術に関しても、ますます専門性が求められるだろうと感じ、入社を決断しました。
入社してから現在の仕事内容
クルマは話してはくれないので、
音やちょっとした症状を見極めながら行っています。
入社してから約1年間は、主に法定点検やMSC※1の点検、そして車検などを担当していました。最初の3ヶ月間は、先輩からのOJT指導を受け、その後独り立ちしました。入社当時は、車の異音が、どこから鳴っているのか自分で特定できなかったのですが、先輩が「ここじゃないかな」とピタリと当てていて、スキルの差に圧倒されました。専門学校で学んだ知識はあるけれど、持っている知識と実際経験してみるのとでは雲泥の差。「ここがダメになるとこんな音がするんだ」と0から実地を積み重ねる毎日でした。
現在は、点検に加えて故障の探求を行い、必要であれば整備も行います。異音がする、チェックランプが点いたなどの原因を、自分の経験とデータ、先輩からの助言をいただきながら特定し、点検や整備をしています。クルマは話してはくれないので、音やちょっとした症状を見極めながら行っています。
※1:マツダセーフティーチェック マツダ独自の安全点検
仕事のやりがいと難しさ
整備後に症状が治まると、
自分の診断が合っていたのだと感じてホッとします。
故障探求は、非常に難しい作業であるため、整備後に症状が治まると、自分の診断が合っていたのだと感じてホッとします。故障の原因に対する仮説を立て、整備を実行し、結果が現れる一連の流れが成立すると、スキルの向上を認識できて、やりがいにつながります。今では、会社から提供される作業手順書を基本に、安全を確保しつつ、整備士としての経験と想像力を加え、総合的な作業判断ができるようになりました。
これまで最も難しかった作業は、2年目に経験したディーゼルエンジンの交換です。ディーゼルエンジンは、通常のエンジンよりも複雑で、細心の注意を払って取り外さないと、配線が切れたり、パイプが曲がってしまったりする可能性もあります。初めての取り外しは1日かかり、全ての作業を終了するのに5日間程度かかりました。長時間の格闘を強いられましたが、最終的には難局を乗り越えることができ、自信につながりました。
成長したこと
外国人の実習生に技術指導を実施し、
試験に無事合格することが出来たことです。
個人のスキル向上はもちろんですが、特に成長を感じられたのは、日本語も分からない外国人の実習生2名に技術指導を実施できたことです。日本語を教えつつ、自分の知る限りの技術を伝えてきたので、マニュアル+αの工夫を教えることができました。初めての外国人指導だったので、時々「あれは大丈夫だったかな・・・」と心配になることもあり、寝つきが悪くなった日もありました。でも、実習生が技術試験に無事合格することができて、今ではこの経験も良い思い出となっています。すっかり日本語も上手になって、実習生も私も互いに成長できたと感じています。
印象に残るエピソード
仕事の中で、他愛のない会話から技術相談まで、
どんなことでも気軽に話せる先輩がいるのは、本当にありがたいことです。
これまで、質問をして「分からない」と言われた経験がないので、先輩方の知識と技術力は本当に凄いと思いますね。年齢差がある方でも気軽に教えてくれるので、一度も壁を感じたことはありません。私自身もそんな先輩になりたいですし、尊敬する先輩方に追随できるよう、背中を追いかけていきたいと思っています。印象的なエピソードではありませんが、これが日常であることが整備士チームとして働く上での大きな魅力だと感じています。
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